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外構工事の耐用年数は素材によって違う
外構工事のあとの耐用年数は、使っている素材によって違うそうです。
例えば、建物のまわりを囲う塀の素材が鉄筋コンクリートなら30年、コンクリートなら15年、レンガなら25年だそうです。
このように、使う素材によって耐用年数は大きく異なります。また、メンテナンスも耐用年数を延ばすためには必須です。
塗装や手入れ、掃除などを行うことも、耐用年数を延ばすための工夫といわれているそうです。
では、どのような素材がどれくらいの耐用年数なのか相場を見ていきましょう。
素材別の耐用年数を紹介
木材
木材は、デザイン性や温かみのある空間演出には欠かせないといっても過言ではないほど人気の素材です。木材には、大きく分けて、天然木と人工木の2つの素材があります。
木材の耐用年数ですが、木材は水に弱いためしっかりメンテナンスを行わなければ、天然木だと3年ほどで使い物にならなくなるといったこともあるそうです
SPF材という3種類の樹木が組み合わさった素材だと、耐用年数が10年ほどだといわれています。
また、鉄木(ウリン)と呼ばれている素材であれば、20~50年ほど持つそうです。
木材は用途によって素材を使い分けるといいかもしれませんね。
スチール(鉄)
スチール(鉄)は、フェンスや駐車場でよく使われる素材です。雨などによく当たりますが、サビにくく頑丈です。
耐用年数としては15年程度だそうですが、海の近くなど立地条件によって耐用年数は変わるそうなので、確認するといいでしょう。
スチールは大量生産ができ、比較的安く手に入る素材でもあります。
外構用のスチールは基本的に防サビ処理が行われている素材が多いので、劣化が激しいといったことは少ないそうです。
コンクリート
ブロック塀やシンプルな玄関アプローチなどでよく使われるコンクリート。
地震で崩れやすいので、中に鉄筋を入れていることが多いのですが、中の鉄筋は20年ほどで劣化が進むそうです。しかし、全体的な耐用年数としては約20~30年といわれています。
アルミ
軽くてサビにくい上に外構の素材として人気のアルミは、基本的には耐用年数が10年以上といわれているそうです。
アルミは、基本的に劣化が進みにくい素材として扱われているみたいですが、塩害には弱いそうなので、海沿いの建物には向いていないのかもしれないので、注意が必要です。
ステンレススチール
ステンレススチールは、サビが出にくい素材ですが、割高なので、部分的に使われていることが多い素材といわれています。
耐用年数として約20年は、十分に耐えられるといわれており、耐久性には優れている素材でしょう。門まわりで使われることが多い素材のようです。
自然石
自然石は、玄関アプローチなどの外構によく利用される素材の一つです。
耐用年数は特に設けられていないそうなので、半永久的といっても過言ではありませんが、職人さんの質によって耐用年数が変わってくるともいわれているみたいなので、ここは職人さんの腕の見せ所でもあります。
レンガ
レンガ(煉瓦)は、自然石と同じく、玄関アプローチなどの外構によく利用される素材の一つで、耐用年数も半永久的といわれています。
土に接する部分でも使うことが可能で、汎用性も高く、年数が経過すればするほど味のある素材へと変化をするそうです。年数が経過することによってどんな姿になるのか、楽しみな素材かもしれませんね。
耐用年数を延ばすための工夫
定期的な掃除をする
外構の建造物は、ずっと外にあるので年数が経つにつれて徐々に汚れていってしまいます。
汚れはそのまま放っておくと染み込んでしまうだけでなく、耐用年数の低下にもつながってしまう恐れがあるので、定期的に高圧洗浄機などで掃除をすることによって綺麗な外観と耐久性を保つことができます。
塗装する
木や金属製の建造物は、5年に1度ぐらいのペースで塗装をするといいようです。
また、サビなどがあれば、ワイヤーブラシ等で表面を滑らかにしておくことによって耐久性が上がるそうです。
塗装は、DIYでもする人が多いので、外構部分なら業者さんに頼まずに自分で塗装するのもいいかもしれませんね。
樹木は剪定し、薬剤などを散布する
手入れとして一番大変で思い浮かぶのは、植栽ではないでしょうか。
樹木は、定期的に剪定して病害虫から守るための薬剤を散布することによって、耐用年数が延びるそうです。
ただ、樹木の剪定はするのが難しいかもしれないので、専門の業者さんに頼むといいかもしれません。外構業者さんなら、定期的にメンテナンスをしてくれる店舗もあるそうです。
まとめ
- 外構工事の耐用年数は、使う素材によって10~30年と幅広く、利用する立地や用途に沿って選ぶ必要があります。
- 自分でメンテナンスするのが大変ならば、業者さんに頼むのもいいでしょう。万が一外構でトラブルが起こっても、業者さんの中には数年間保証が付いているものもあるので確認してみましょう。
- 素材選びとメンテナンスを組み合わせて、美しい外観を保ちましょう。